皆が信じている視力回復トレーニングは嘘!?ーなぜ目が悪くなるのか?ー
皆さんどうもこんにちは!
EYE VISION SUPPOURTの山中です✨
今回は視力回復トレーニングの実態のお話です✨
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「視力0.2→1.0に戻りました」
「この方法で眼が良くなりました」
視力回復トレーニングで
このようなうたい文句をよく見かけると思いますが
実は、ほとんどの目が悪い人には効果がないです…
これで効果が出るのは
目が悪い人の中でも、調節力の過剰反応による近視や遠視の人だけになります。
比率でいうと「1000人に1人いるかいないか」くらいです。
効果がないとまではいいませんが、
あたかも目が悪い人全員に効き目があるように言って
目が悪い人たちに希望をもたせながら
本を売っていたり、YouTubeで再生回数を稼いでいる人がいるので
今回の記事を通して真実を知っていただけたらなを思います!
ここからは少し専門的な内容になりますが、
目の悪さには大きく分けて2つの要因があり、
「軸性(目の大きさ)」
「屈折性(目の形・形状によるもの)」
に分けられます。
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軸性
小さい頃は目が良かったのに、
大きくなってから目が悪くなった人は
だいたい軸性によるものです。
(一般的な近視に多いパターン)
今まで網膜に焦点が重なっていたのが
身体の成長とともに目も大きくなり、
焦点が網膜に届かなくなるので
ボヤけて広がったような見え方になります。
屈折性
目の形、もっと言うと
目の表面の角膜の形と目の中の水晶体の形によるものです。
目の形(カーブ)がきつくなると焦点が網膜から離れ、近視になります。
遠くに焦点が合っている状態で近くのものを見る時は
遠くのものを見る時より焦点は、網膜より目の奥にズレ、
ピントが合わなくなるのですが、
目の中の水晶体がふくらみ、カーブが強くなることで
網膜より後ろにいった焦点を網膜に合わせることができます。
(ちなみに老眼はこの水晶体が固まって膨らみにくくなるため
ピントが合いにくくなる老化現象です。)
ただ、人によっては一度水晶体がふくらむと
なかなか元のしぼんだ状態に戻れなくなります。
スマホを見すぎた後から
遠くを見るとぼやけて見えるのはこのことです。
このふくらんだままになっている水晶体を
元の状態に戻すために行うのが
視力回復トレーニングで行っている目の体操です。
なので、水晶体がもとに戻りづらい方の場合は
効果が見込めますが、それ以外の要因で近視になっている方は
レーシックやICL、スマイル手術などを行わないと
現段階では視力回復は難しいでしょう…
(ただ、老化で水晶体がしぼむことで多少改善する場合が
たまにあります。)
なので、視力回復というよりは
目の疲れをとるためのストレッチとしては
視力回復トレーニングの体操は
効果を期待していいと思います。
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